それでは今回より現在進行中の1/700大和の製作記を記事にしていきます
製作ペースが遅いのと細部までこだわったディティールの追求のため完成まで数か月かかりますが是非お付き合いくださーい
タミヤ1/700大和製作記(船体~甲板編)
始めに言っておきますが市販のエッチングパーツは使ってません。
どうすればそれらしく再現できるかを考えながら組み上げていく作業のあくなき追求を楽しみながら制作を進めてます
エッチングパーツのようにエッジの効いた精巧なものは作れませんが手作り感満載の温かみのある作品をご覧ください
それでは作業開始です!
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タミヤのキットを使用して細部まで再現する
使用したのはタミヤのキットです。10数年前に購入して倉庫に眠っていたものですが多分当時から金型も変わっていないんじゃないかな?今でも同じキットが販売されてるんだと思います。
今回は大和の最終時(天一号作戦時)として再現しようと思っています
キットも最終時になってるみたいなのでスクラッチなどの大きな変更は加えずそのまま細部のディティールを作りこむ形となります。
タミヤ大和の船体から製作開始です
船体はモールドを全て削り落としました。別に間違っているとかではなく、模型として映えるように作り直す意味で取り除きます。当然作り直すと実際のサイズよりもオーバースケールとなる部分が多々ありますが、1/700でこのサイズだとおかしいとかではなく、模型としてどう見えるかが重要なのでそこまで実艦を忠実に再現してるわけではございません。
プラシートで継ぎ目表現
船体の継ぎ目表現はプラペーパーを貼り付けました。サフ吹きで表現する方法もありますがこの方が微調整が効くのでね
窓などを残したいときはサフ吹きです
このままじゃ少し厚ぼったいので全体にサンドペーパーでならします
この後プラ板をポンチで抜いたものを全ての窓に貼り付けてふさぎました。
後はプラ角棒で捨管などを再現
舷外電路
溝付きのプラ板を細切りしました。
溝のモールドを取り付け金具に見立ててます
厳密に言うと留め具なので凹ではなく凸モールドでないと成立しないため、本来上から真鍮線などで再現するのが正解なのですがそれはとても面倒なのと、それをしたところで模型としてそこまで見た目の効果がないと判断
結果的にそれっぽく見えたならオッケーです
最終的に墨入れすると多分いい感じになるかと思いますよ
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後部甲板付近を加工していく
ここも見せ場のひとつです。キットのモールドは少し控えめな感じがするので全て削り取って再現しました
この軌条を立体的に再現することで模型が引き立つのですね
両サイドのグレーチング?部分を再現
航空機作業甲板の両サイドに何やら格子状になってるモールドがあります
ここは是非とも実際に穴を開けたい部分です
ドリルなどで取り除きヤスリで成型、プラ棒を格子状に貼り付けます
下から真鍮メッシュを貼るとそれなりに形になりましたね
モールドよりは立体感が出てます
後部フェアリーダー
キットにモールドされているフェアリーダーは少し形状が違うのとやはり小さく見えるので、実際のスケールは合っているのかもしれませんが、模型として見た場合インパクトに欠けるものとなっているため作り直すことにしました。
このフェアリーダーの作り方もまた詳しく記事にしますね。
航空機運搬軌条の再現
こちらはモールドだと立体感がなくインパクト不足なので作り変えます
これも少しオーバースケールですが模型として魅せるという意味であえて作り変えました
上の画像で見えますか?
元々あったレールを削り取った後にプラ板を小さく切ったものを等間隔に貼り付けてあります
ミリ単位で均等に並んでるのわかりますか?
その上に真鍮線を乗せると立体感が出てレールっぽくなります
上の画像はレールの貼り付け作業途中ですが土台の上にレールが乗ってます。
下の画像のがわかりやすいですね
この角度だとレールの立体感がわかるかと思います
航空機運搬軌条内側の再現
レールの内側に何やらリノリウム部分があったようですので格子状に真鍮線を組みました
これも等間隔にきちんと測って貼り付けましたよ。こういう部分は丁寧に四角を出しておくと他で手を抜いても作り込み感が出ますからね。目立つとこは丁寧にですw
この後少し目立つ部分の接着剤痕をアセトンなどで取り除いて仕上げます
艦首のディティール
艦首も軽く手を加えます
フェアリーダーをプラ板で再現
アンカーチェーンやボラードなども作り変えてます。
ここはもう少しだけ手を加えますが細かい作業となるため木甲板を塗ってからになりますね。
また後日報告します
艦載艇格納庫
艦載艇格納庫でいいんですよね?違う?ここから艦載艇が出てくると思ってるんですけど?
この部分は支柱がありますがこれもキットのモールドだと小さな三角形が申し訳程度についてるだけで目立たないので作り変えます
ピンバイスで穴もあけてますよ。この部分は下からのぞき込まないと見えない箇所
そこまで完璧を求めなくても良いのです。なのでよく見ると少し短かったりしてます
今は白だから目立ちますが同色に塗るとそこまでわからないと思います
そしてのぞき込んだ時に穴の開いた支柱が見える、それだけで多少歪んでいても精巧に見えるもんなんですねーw
手を抜く所は抜きます
まとめ
今回の製作記は船体と前後の甲板を紹介しました。こんな感じである程度パーツごとにまとめて報告する形としますので不定期更新となりますが今後ともよろしくお願いいたします。
動画もあるので是非ごらんください