今回も過去作の紹介です
現在進行中の1/700大和はやっと船体サイドが出来たかなって状態で緩ーく進めてます
そちらは次回の記事以降、部分毎に随時アップしていきますのでもうしばらくお待ちいただき、過去作をご覧ください
タミヤ1/350大和を作り込む!
さて今回紹介する大和は1/350スケールなので作り込むにはもってこいのキットです
当時は映画「男たちの大和」が公開されてパッケージ商品も販売されていた頃に製作したものです
ある程度は書物などを参考に大和の最終時を再現したのですが考証ミスもちらほら見られますね
考証が甘いのは毎度のことなので多めに見ていただければ幸いです
前回の記事に続き今回も10年ほど前に製作したものなので画像サイズが小さく見えにくい部分もあるかと思います。
作業途中の画像もあまり残っていなかったので全てをお伝え出来ない事が残念ですが当時の事を思い出しながらできる限り詳しく解説していきます
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大和天一号作戦時を作る
キットはタミヤのものです。エッチングパーツは使用していません
真鍮材やプラ棒などを駆使してそれっぽく見えるように作りこむをモットーに製作しました。たしか制作には半年くらいかかったかと記憶してます
手すりなども自作ですから時間がかかるのですよ
時代は大和最終時である天一号作戦(菊水作戦)をイメージして製作しました。
艦載機が2機載ってますが沖縄へ向かう大和には飛行機を載せていなかったという説があります。ここは模型映えを意識してあえて艦載機を載せてます
史実に忠実に作るのも良いのですがオーバースケールも含めある程度は映えを優先させる事も模型としての楽しみ方のひとつかと思います
タミヤ1/350大和船体を作る
製作中の画像がほとんど残っていないため完成画像での解説も交えて順を追って進めていきますね
まずは船体です
継ぎ目表現はプラペーパー0.2mm厚で再現しています
リベットはプラ棒のみじん切りを並べて接着してから表面がそろうようにサンドペーパーでならします
窓は最上部以外はふさがれていました。最上部も一部を除きふさがれていた様なのでポンチで抜いたプラ板を貼り付けました
舷外電路はプラ角棒を貼り付けて真鍮線を貼り留め具を表現してます
舵についても少しプラ棒で細工してみました。実際こういった形状なのかはわかりませんがのっぺりした舵よりは映えを意識してそれっぽく作ります
タミヤ1/350大和甲板を作る
甲板は一部当時の画像が残っていました
後部の航空機運搬軌条はプラ棒で再現しました。両サイドにメッシュを貼り付けていますが本来穴が開いている部分はやはり開口した方が見栄え良いですからね。
航空機軌条の内側には本来リノリウム貼りの部分がある様ですが考察漏れか忘れたかしてますね
アンカーチェーンはホームセンターで手に入れた小さな鎖です。多分模型用なのでしょうね。
ホースリールには針金を巻き付けて再現しています
パーツ取付穴がいたるところに開いてましたのでパテで埋めています
ここからは完成画像です
艦首フェアリーダーもプラ板で再現
波除板もこの形状が正解のようです
号令台もそれっぽく再現してます
後部甲板もご覧ください
応急舵など作ってみました。
格納庫は開いた状態にしてみました。この方が模型映えするでしょう。もちろんカッター(ボート)類も精巧に再現しました。
クレーンはプラ材と真鍮線です
スミマセン画像がボケてますよね。雰囲気だけw
上部の三角部分、空中線支柱ですが作った後に当時は撤去されていたというのを見たのでここは泣く泣く撤去です
模型映えも考えましたが考証的に重要な部分だと判断したものです
完成画像はドアップで見ていただいても大丈夫な出来ですよん
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大和の艦橋および艦上構造物を作る
これ本当にエッチングパーツは使ってないんですよ
製作中の画像が残っていたのでご覧ください
上部の電探もメッシュで再現、それっぽく見えたならオッケーですよね
細かい部分の考証が合ってるかはわかりませんがそれなりには再現できてるのではないでしょうか?
ハシゴなどもプラ材で製作しました。望遠鏡もあると見栄えしますよね。
後部の予備指揮所?小さな艦橋も少し手を加えてます
画像がピンボケなのは許してね
ブルワーク内側に三角の支柱?これはほぼ全ての壁面に付けてます。これもあるだけで模型全体の精密度合いが大幅に上がります
大和煙突部分の再現
煙突部分は艦上構造物の中でも重要な個所だと思ってます
艦橋はある程度素組でも見れますが煙突は開口部の表現次第で模型の見栄えは段違い
これは1/700などスケールが小さくなっても同じです
これも画像がボケてますね。
雰囲気だけ伝えますw
上部の開口部は煙突内部をプラ板で、上部の網目部分は真鍮線で再現しました
両脇に付いてる蒸気捨て管は真鍮パイプで開口部まで再現しています
始めでも言いましたが本来開いている穴はしっかり開けて再現する。これだけでも見た目が良くなります
その他
手すりは真鍮線で再現しています。船体に0.3mmの穴を開け、0.3mm真鍮線を埋め込んで瞬間接着剤で固定しました。
空中線はミシン糸です。もう少し細いものも考えたのですが空中線を目立たせることで全体的に引き締まって見えるとの判断です
空中線の途中や継ぎ目?などに付いてる丸いものあれ何て名前なんでしょう?
サーフェイサー500(グレー)の点付けで再現してみました。色はそのままです
これもそれっぽく見えるでしょ?
機銃などの砲身は全て真鍮パイプですので砲身の先を見ると開口されてます
まとめ
いかがでしたか?
今回は1/350なので徹底的にディティールを追求してみました。
エッチングパーツを使わなくてもここまで再現できますよ!
次回の記事は現在進行中の大和1/700を途中経過ですが紹介したいと思います
スケールが小さくなるので流石にここまでのディティールアップはできませんがそれなりに頑張ってますのでお楽しみに!
こちらの榛名もディティールにこだわって製作してますので是非ごらんください