重巡利根製作スタート
今回より重巡利根の製作を開始します
キットはアオシマのウォーターラインシリーズ利根を使用します
年代は昭和19年10月のレイテ沖海戦時の仕様で再現していきますね
やはり防空兵器の装備などが充実しているこの時期が作り甲斐があって良いかな?って思ったのと、これ以降の年代は後部の飛行甲板が一部撤去され、利根の良い部分が無くなってしまうのでやはり昭和19年が個人的には好みです
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アオシマの重巡利根を作る
アオシマのキットです
フジミの利根もあるのですが、ほとんどのモールドを削り取って加工するので実際どちらのキットでも変わりないわけですからお安い方を選択w
キットのモールドを生かす形になるとかえって面倒だったりするのでね
ちょうどレイテ沖海戦仕様の1/700平面図を入手したのでそれに沿って製作していきます
重巡利根の船体加工
メーカーさんには申し訳ないのですがキットのモールドは全て撤去して作り変えます
艦橋もスクラッチする予定ですが上手く行くのかは謎のままですw
↑ 後部甲板のサイズが微妙に合わないので艦尾に合わせて流し込み接着剤でピタっと接着して前方に隙間ができるようにしました。この方が埋めるの楽なのでね
魚雷発射口は穴を開けました。流石にキットのままは嫌ですもんw
仕上げに流し込み接着剤(速乾)を切り口に塗るとプラが溶けて表面のざらつきを押さえる事ができます
艦橋が乗る最上部の甲板はモールドをノコで削り落としましたが表面処理が面倒だったのでプラペーパーを貼りました
リノリウム押さえ金具の再現
リノリウム押さえ金具を真鍮線で作るのですがそのまま貼ると真鍮線の太さ分盛り上がってしまうためキットに溝を掘り埋め込むことにします
あらかじめキットにモールドされている押さえ金具のラインに沿ってニードルでスジボリしていきます
掘った後にキットのモールドを削り、溝だけ残る形にしました
その溝に真鍮線を埋め込んだのが上画像です
縦横の配置がこれで合ってるかはわかりませんが良い感じだと思います
いつもの方法ならこのままリノリウム色を塗り、金属部分をナイフなどでなぞると塗料がはがれて金色がでてくるのですが、それだとどうしても真鍮線周りの溝が多少残るのと、押さえ金具は本来平坦なものなので違和感がありました
なので全体をパテで埋めて真鍮線ごとヤスリで削り金属部分を研ぎだす形にしました
ヤスリで研いだのがこちら
下画像は後部甲板のアップです
いかがですか?デコボコした感じがなくて違和感なく押さえ金具として取り付けられてる感じを再現できました
実際のものも丸ではなく平たい金具ですのでうまく再現できたかと思います
塗装が少し面倒ですがなんとかなるでしょう
それはまた後日
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舷側継ぎ目表現と舷外電路
1/700における継ぎ目の表現方法は賛否あると思いますが自分は毎回プラペーパーを貼り付ける方法をとってます
ペーパーを貼る前に縦方向のスジを掘っておき、上から長さをランダムにカットしたものを継いでいく事で縦方向と横方向の継ぎ目を同時に表現できるからです
そしてそのままだといくらプラペーパーでも厚ぼったいのでヤスリで薄く削りました
舷外電路は細切りのプラ板を貼っただけのものです
押さえ具に伸ばしランナーを小さくカットしたものを使いそれっぽく再現しました
砲塔
これは2番砲塔になるのですかね?前から二つ目の高い砲台です
三角の補強板のようなものがあるので再現しました
プラ棒を三角にカットしただけですがこれもあるのと無いのとでは全然変わると思います
カタパルトと魚雷発射口
これ途中の画像が無いので申し訳ないのですが
まずは中央部のカタパルト回転台です
構造はわからないのですが、なにやらダクトのような感じのくぼみがあるので再現してみました
記事の最後に貼ってる動画で作業工程が見れますので気になる方はご覧ください
そして魚雷発射口も作業工程は動画の方で確認いただけると幸いです
内側にプラ板を貼り、その周りにパテを盛ってテーパーを付けてます
魚雷積み込み口はキャンバス張りだったようなので裏からティッシュペーパーを木工ボンドで接着して溶きパテを塗りました
後部の開口部には手すりが付いていたようなので真鍮線で再現してみました
後は窓を0.5mmのピンバイスで開口したのと、排水管をプラ板で作ったところで今回はここまでにします
次回は艦首フェアリーダーや甲板部分などにもう少し細かいディティールを追加していきますね
動画の方も是非ご覧ください!